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シルケン
ウィンドハウンドスタンダード

(ISWS http://www.silkenwindhounds.org/standard.htmlより)
2001年3月制定。2005年12月改正。

一般的外見

シルケン・ウィンドハウンドは優雅で絹のような長い毛をもつ小〜中型の視覚ハウンドである。その典型的なラインとスポーティな体格は真のコーシング・ドッグとして折り紙付きであり、一見してその優美さ、バランス、格別の走行能力を併せもった力強さを印象付けられるだろう。 健康に関する某刊行物は、シルケン・ウィンドハウンド(8系統の中に)にイベルメクチン系の薬に対して反応する個体がいることを発見したと発表した。血統によってはたまに残念な反応が出ることは知られているが、なぜ犬によって感受性があるのか無いのかは解かっていなかった。ワシントン州立大学(WSU)はいくつかの犬種の不利反応についての遺伝子研究で知られている。その大学のウェブ・ページには「問題は『対多種薬品反発遺伝子1(mdr1)』(当翻訳者による訳)の突然変異により起こる。」とある。

サイズ、プロポーション、骨格

シルケン・ウィンドハウンドの体高は18.5〜23.5インチ(約47〜60センチ)を理想とし、プロポーションはおおよそ正方形かわずかに長方形をなす。高さに比して長すぎたり短すぎるのは望ましくない。

体格は肉付きよく、刀身形状の骨と滑らかな筋肉の組み合わせのバランスがのぞまれる。脆弱だったり、重すぎたり、丸みを帯びていたり、骨がごつごつしているものは望ましくない。

頭部

シルケン・ウィンドハウンドの表情は用心深く、親しみ深く、知的である。
目はどちらかと言うと大きく濃く、アーモンド形で幾分傾いている。目の周りの縁取りは全体にかかっていて濃い。
耳は小さくきめが細かい。安心している時は折れて首に反って後ろに寝ている。構えている時は直立かそれに近く立っているだろう。猟犬のように下がった耳は望ましくない。
頭は適度に長く、上から見るとはっきりと後頭部は狭まっていて、鼻面全体から鼻先にかけて次第に細くなっている。鼻面は頭蓋に対してよいバランスをとる。横から見ると、鼻面の上の平たい部分は頭蓋骨の平面部に平行になっており、間に気づかないほどの段差がある。

頭部はのみで彫ったようで、皮膚はさらりとして引き締まっており、脈のような筋が目立ってついている。
鼻は暗色でわずかに先が下降していることもある。
唇と上唇は引き締まっており、唇の色素は全体にかかって濃い。
あごは歯に相応して強く、このサイズの犬としては大きい。歯列は揃い、シザーズバイトである。欠歯は望ましくない。

首、トップライン、胴体

首は長くほっそりし、わずかにアーチを描き、筋肉が発達していて力強い。首の付け根がやせてへこんでいるのはだめ。首はのど袋からすっと伸びている、もしくはのどが垂れ下がっておらず、徐々に左右対称に肩に広がっている。
上部ラインはキ甲(肩甲骨間の隆起)のわずかに後ろから徐々に上がっていく。最後の肋骨を越えて、背中のアーチの一番高い部分をとおり、腰肉の筋肉の上を滑らかに流れ、終わりまで行き、長い尻の上に少しずつ降りていく。

背中部分は短く、腰肉部分は適度にながく、幅広く、筋肉質でアーチをえがく。腰はダブル・サスペンション・ギャロップを支え、走りにふさわしくしなやかであることが大事。それがシルケンのトップスピードの走りを見せてくれる。
背中が平たく尻が急に下がっているのは腰肉のアーチではなく、望ましくない。
胸は深く、肋骨のばねは程よい。
たる型やサイドが平板状の胴体は望ましくない。
胸肉は出来る限りひじに近くまでとどき、タック・アップへと優雅に上方へ湾曲している。これがシルケン・ウィンドハウンドの独特のアンダーラインを形作っている。

尾は長くしなやかで、カーブがすそを引いて下がり、毛はもつれず、ひざより下まである。姿勢を保つ間、尻尾は背中より上がってはいけない。きつくカールしたりぼさぼさな尻尾は望ましくない。

前四半部

肩甲骨(肩の平らな部分)はゆったりしていて長く滑らかで平らな筋肉を持つ。良いキ甲が望ましい。上腕の折り曲げがきれいなのがよく、足がちゃんとキ甲の下に入っていること。ひじは内向きでも外向きでもない。前足はまっすぐで強く、Pasterns(足首)はまっすぐ、もしくはわずかに曲がっているが、指先が反り返っているのは望ましくない。前足のデュークロウはあっても良い。足は硬くこぶしになっていて、足裏の肉は厚い。ウサギ足(つま先の中央部が長い)、猫足(つま先の中央部が短い)は共に認められる。ウサギ足のほうが良い。爪は強く、程よい長さを持つ。

後四半部

後四半部は良い角度がつき、長い第二大腿部と発達した大腿筋肉がついている。後ろから見て、後四半部は前よりやや広く、筋肉質で、X脚の様に外股であってはならない。後ろひざ間接(人間のひざ間接に相当する)はよく曲がり、飛節(後ろ足の膝)は広く強くつながる。飛節は短い。後ろのデュークロウは無くなっていることもある。足はしっかりと形よく握ったようになっており、足裏の肉は厚い。ウサギ足も猫足も認められる。ウサギ足のほうが良い。爪は強く、程よい長さを持つ。

毛皮

毛はやわらかく、絹の感触。もこもこだったり、シルケン・ウィンドハウンドの輪郭が分からないほど毛の量が多いことはない。また、コーシング・ハウンドとしての機能を損なうほど長くもない。毛並みはストレートもややウェーブがあるものもカールしているものもいる。前足の後ろ、胸、後四半部、首の回り、尾には長めの房毛がある。顔、足、前足前部、飛節(ひざ)の毛は自然に短い。耳と顔を縁取るふさ毛は犬に表情を加えており、これは刈り込むべきではない。シルケン・ウィンドハウンドは毛をほとんどトリミングしないで見せる。

色、模様

どんな色も模様もある。

歩様

シルケン・ウィンドハウンドは滑らかで自然な早足(だくあし)で動き、前足の伸びと後四半部からの運びが良い。脇から見て足や身体の動きに不自由さや無駄があるのは望ましくない。前への動きでpaddling(前足首を上に持ち上げるようなパタパタ歩き)、hackneyed gait(年寄りのようなひょこひょこ歩き)、内股もしくは外股も良くない。後ろへの動きで、膝(飛節)が内側や外側にまがってはいけない。後ろ足を前足より広く広げても、前足後ろ足共に犬が速い早足(トロット)で動く時にセンターラインに近くバランスをとること。広すぎたり狭すぎたり、センターラインを守れない動きは望ましくない。

性質

シルケン・ウィンドハウンドはバランスの良い性格を持つ賢い犬である。フィールドでは力強く獲物を操ってみせるにもかかわらず、穏やかで愛情深く忠実な家庭犬でもある。不当な恐怖心や神経質さや、そのほか人間や犬に敵意を示すことは望ましくない

注:この文章の和訳はプロによるものではありません。
  したがって不適当な表現が使われている可能性があります。

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